2016.06.10

松本市で「松枯れ対策」に当社菌根菌資材を施用

長野県松本市内の民家のクロマツを松枯れから守るための対策資材として、このほど当社の菌根菌・発根促進資材(商品名:「エコバイオティクス根健 クロマツ用 」)が使われました。施業を行ったのは松本市の㈱柳沢林業様です。新しい根の発根を促す諸作業を行い、菌根菌・発根促進資材を施用しました。
クロマツやアカマツの樹勢衰退が、「松くい虫」被害を助長している、ともいわれています。当社菌根菌・発根促進資材が、根回りの土壌環境を改善、菌根菌がクロマツの根に共生、根系の健全な発達を促進し、樹勢回復に貢献します。
㈱柳沢林業様は最新の技術を活用、山づくりや特殊伐採など樹木管理に関する業務を、幅広く展開しています。かねてから、松くい虫などによる「松枯れ」対策にも、積極的に力を入れています。新たな技術として、今回初めて、菌根菌・発根促促進資材を、施用しました。施業の模様が、松本市の地元紙・市民タイムスに掲載されましたので、ご紹介します。
(猿田)

㈱柳沢林業様ホームページアドレス:http://yanagisawa-ringyo.jp/

市民タイムス(平成28年6月4日付)

2016.05.11

戸隠神社中社の『御神木樹勢回復作業』で当社の菌根菌資材を施用

5月8日に戸隠神社で行われた『戸隠神社の御神木の杉の樹勢回復作業』(添付新聞記事ご参照ください)で、当社の菌根菌資材(商品名:育苗用G2)をご使用いただきました。

長野市戸隠にある戸隠神社は日本屈指の浄化・自己覚醒パワースポットとして有名です。今回は樹齢約800年といわれる御神木3本のうちの1本について、長野県内の樹木医、造園業者など関係者約30名が参加して、戸隠神社神官、参詣者が見守る中、樹勢回復作業を行いました。多くの参詣者が、この御神木のパワーを求め、直接御神木に触れるため、踏圧により根回りの通気性、排水性が悪化、樹勢衰退の大きな原因になったものと樹木医は判断。根索治具を用いて慎重に根を傷つけないように根回りを露出させ、根を観察するとほとんどが徒長根と腐朽根でした。少しでも通気のよい土壌環境を求め一部の根が徒長する一方、排水の悪い土壌に伸びた根は、腐朽していました。

樹勢回復作業では、徒長根と腐朽根を断根し、断根部位に御神木の根に共生し、樹勢回復に役立つ当社の菌根菌資材を接種し、周辺部には土壌改良のため発根促進資材を含む改良土を埋め戻し、新たな根が伸び樹勢回復できる土壌環境づくりを行いました。神官ら戸隠神社関係者は、由緒ある御神木の樹勢回復に大きな期待を寄せていました。

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今回の樹勢回復作業は、日本樹木医会長野県支部総会開催にあわせた研修会として行われました。当社から、技術普及部長の猿田年保が参加し、作業に参加した方々に菌根菌の効果などを説明いたしました。(猿田)

 

施用の様子が新聞に掲載されました。→信濃毎日新聞 平成28年5月9日付

2016.04.28

土壌医検定1級に1名が合格。当社土壌医は2名に。

本年2月に実施された日本土壌協会主催の土壌医検定で、当社技術普及部・山田直樹が1級に合格いたしました。一昨年、技術普及部・猿田年保が1級に合格しており、当社の土壌医有資格者は2名になりました。他に今年は2級に1名、3級に2名が合格しました。当社の土壌医検定2級有資格者は2名、3級有資格者は2名になりました。

2016.03.29

「天橋立公園」のクロマツ樹勢回復に当社資材をご使用いただいています。

日本有数の観光名所「天橋立公園」(京都府)で、このほど行われたクロマツ樹勢回復工事に当社の外生菌根菌胞子液と発根促進資材が使われました。

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「天橋立公園」行われた作業の手順と作業の模様をご紹介します。

①エアースコップで表土を剥ぎ取り、腐朽根や徒長根を断根し除去したあとに根に直接触れるように発根促進資材を施用します。

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②改良土壌で表面を覆ってから外生菌根菌胞子液(チチアワタケとショウロの混合胞子)を散布し、砂を覆土します。

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外生菌根菌胞子液と発根促進資材による樹勢回復工事が日本各地に広がっています。

(猿田)

2016.03.08

当社微生物資材をご使用いただいている稲作農家さんがダブル受賞!

長野県大町市の宮田富吉さんは「第17回 米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」(石川県)、「第5回大阪府民のいっちゃんうまい米コンテスト」(大阪府)の2つの大会で入賞し、ダブル受賞となりました。

宮田さんのダブル受賞の記事が地元紙「大糸タイムス」に掲載されましたのでご紹介します。

宮田さんには長年にわたりオーレスPSB、微生物入り育苗培土など当社微生物資材を使用していただいております。

(中嶋)

大糸タイムス ‐平成28年2月5日‐

2016.01.27

トマト栽培で「共生菌A-300」が効果

 

 

共生菌A-300トマト使用

トマト育苗でも共生菌A-300を使用

松本市のトマト栽培農家(ハウス)は、「共生菌A-300」を育苗時に使用し、収量・品質の安定に効果を上げています。

この農家は、100倍に薄めた「共生菌A-300」を、播種35日後、定植直前の播種60日後の2回、苗に全面散布しています。「使い始めてから、3年目だが、根張りが良くなり、栽培後期の樹勢衰退も少なくなった。収量も、品質も今まで以上に、安定するようになった」と、「共生菌A-300」の効果を評価されています。

「共生菌A-300」は、作物、栽培法にあわせて、育苗時、定植時、定植後などに作物に散布、使用します。

「共生菌A-300」配合の有用細菌「バークホルデリア」が、苗の根、茎葉に定着、健苗づくり・定植後の生育安定などに貢献します。

トマトのほか、キュウリ、ピーマン、イチゴ、シシトウなどの果菜類、スターチスなど花卉類にご使用いただいています。「共生菌A-300」は、㈱四国総合研究所(四国電力グループ)と当社の共同開発商品です。

2016.01.01

謹賀新年

皆様方にはお健やかに、新しい年を迎えられたこととお慶び申し上げます。当社社員一同、本年も「微生物のちから」をいかす研究開発、商品化に邁進してまいります。

倍旧のご鞭撻のほど、お願い申し上げます。

平成23年3月の東日本大震災、昨年9月の関東・東北豪雨で被害にあわれた皆様方に、あらためてお見舞い申し上げます。農業をはじめとする、産業の一日も早い復興を祈念いたしております。

 株式会社 松本微生物研究所 代表取締役 牧 孝昭

                     社員一同

2015.12.02

「トラクター洗浄殺菌施設」の閉缶作業を行っています

施設の閉管作業(JA川上そ菜販売)

施設の閉缶作業(JA川上そ菜販売)

当社は、川上村はじめ長野県内のレタス生産地7か所に設置された「トラクター洗浄殺菌施設」の「閉缶作業」を行っています。厳冬期を控え、凍結により配管設備などが故障しないように、毎年実施するメンテナンス作業です。

レタス産地で使用されている大型トラクターを洗浄殺菌します

レタス産地で使用されている大型トラクター

「トラクター洗浄殺菌施設」(以下、施設)は、「レタス根腐れ病」の拡大を防ぐため、JA全農長野、各地JAが、国の交付金を受け、平成12年から逐次、設置しました。「レタス根腐れ病菌」に汚染された圃場から、未発生圃場にトラクターを移動する際に、施設でトラクターを洗浄、ロータリーやタイヤに付着した汚染土壌を80℃の熱水で殺菌することで、菌の伝染を防ぎ、レタス生産に適した健全な土壌環境を維持します。

大型トラクターの洗浄殺菌

大型トラクターのロータリー、タイヤの洗浄殺菌

生産地の土づくり期間中は、トラクターが施設に頻繁に出入りする光景を見ることができます。
当社はトラクターの洗浄設備、「レタス根腐れ病菌」の熱水殺菌法などについて提案し、システム構築のお手伝いをいたしました。設置以来、当社が7か所の施設のメンテナンスをお引き受けしています。トラクターが稼働する来春前には、「開缶作業」を行います。

80℃の熱水による殺菌設備

80℃の熱水による殺菌設備

7か所の施設の所在地は次の通りです。

・JA長野八ヶ岳川上支所4か所(御所平、原、大深山、居倉 各支所)
・JA佐久浅間伍賀支所
・JA松本ハイランド朝日支所
・JA川上そ菜販売

トラクター洗浄殺菌施設使用フローチャート