2016.05.11

戸隠神社中社の『御神木樹勢回復作業』で当社の菌根菌資材を施用

5月8日に戸隠神社で行われた『戸隠神社の御神木の杉の樹勢回復作業』(添付新聞記事ご参照ください)で、当社の菌根菌資材(商品名:育苗用G2)をご使用いただきました。

長野市戸隠にある戸隠神社は日本屈指の浄化・自己覚醒パワースポットとして有名です。今回は樹齢約800年といわれる御神木3本のうちの1本について、長野県内の樹木医、造園業者など関係者約30名が参加して、戸隠神社神官、参詣者が見守る中、樹勢回復作業を行いました。多くの参詣者が、この御神木のパワーを求め、直接御神木に触れるため、踏圧により根回りの通気性、排水性が悪化、樹勢衰退の大きな原因になったものと樹木医は判断。根索治具を用いて慎重に根を傷つけないように根回りを露出させ、根を観察するとほとんどが徒長根と腐朽根でした。少しでも通気のよい土壌環境を求め一部の根が徒長する一方、排水の悪い土壌に伸びた根は、腐朽していました。

樹勢回復作業では、徒長根と腐朽根を断根し、断根部位に御神木の根に共生し、樹勢回復に役立つ当社の菌根菌資材を接種し、周辺部には土壌改良のため発根促進資材を含む改良土を埋め戻し、新たな根が伸び樹勢回復できる土壌環境づくりを行いました。神官ら戸隠神社関係者は、由緒ある御神木の樹勢回復に大きな期待を寄せていました。

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今回の樹勢回復作業は、日本樹木医会長野県支部総会開催にあわせた研修会として行われました。当社から、技術普及部長の猿田年保が参加し、作業に参加した方々に菌根菌の効果などを説明いたしました。(猿田)

 

施用の様子が新聞に掲載されました。→信濃毎日新聞 平成28年5月9日付