2023.06.29

菌根菌「育苗用G2」最新施用事例

菌根菌「育苗用G2」の、ネギでの最新施用事例をご紹介いたします。

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「育苗用G2」に含まれるアーバスキュラー菌根菌は、作物の根と共生して、土壌中の養水分吸収を助ける働きがあります。

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よって、育苗などの早いステージで確実に根に共生させることがポイントです。オススメの施用方法の紹介です。

① 育苗培土に混和処理。
育苗培土1ℓあたり、資材10〜20g混ぜる。

② 発芽後、苗に散布。
苗1枚あたり、資材50g程度が目安。(資材1キロで、苗20枚程に使用可能)散布後は、散水を行ってください。

③ 定植まえに、苗に散布。
苗1枚あたり、資材50g程度が目安。(資材1キロで、苗20枚程に使用可能)散布後は、散水を行ってください。

 

菌根菌の特性上、リン酸含有量の高い条件下では、効果が出ずらい特徴があります。リン酸含有量の異なる培土を用いて、ネギの接種効果を検証しました。
各種培土:①バーミキュライト ②P:1600mg/ℓ ③P:5000mg/ℓ
菌根菌処理方法:育苗培土 1ℓあたり菌根菌資材 10g 混和処理。2 粒播き 10 反復で育苗期間60日(栽培期間中は、水管理のみ)栽培を行い、全新鮮重の測定を行いました。

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結果、菌根菌「育苗用G2」を培土に添加することで、添加していない培土に比べて、ネギの全新鮮重(2個体の 重量)が増加しました。特に、 P:1600mg/ℓ の培土で顕著に増加する結果となりました(危険率 1%で有意差あり)。また、「育苗用G2」の菌株は、高リン酸条件下において も、接種効果が高まることが確認されました。

苗半作(苗の出来によって作柄の半分が決まる)という言葉があるように、「育苗用G2」をネギ育苗に活用することで、ガッチリとした太い苗を生産することに貢献します。

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