2018.01.30

第一回 信州土壌医の会研修会開催

1月29日 信州土壌医の会研修会が、長野県南安曇農業高校(長野県安曇野市)で開催されました。

土壌医の資格制度は、(一財)日本土壌協会が主催し、農林水産省などの後援により運営されています。長野県においても、土壌医検定の資格登録者の有志による県内の集まり「信州土壌医の会」を昨年10月に設立しました。事務局は㈱松本微生物研究所(担当:山田直樹バイオ開発室長)です。

 

午前中は、長野県南安曇農業高校生へ「信州土壌医の会」から「土づくり」に関する説明を行いました。IMG_7031

 

午後からは、

・「土壌医の会 全国協議会」会長 野口勝憲氏(片倉コープアグリ生産技術本部技術顧問)「現在の農耕地土壌に求められる肥培管理と土壌医の活動について」

・岡崎直人氏(長野県農業試験場環境部技師)「長野県の農耕地土壌における理化学性の変化について」

・小池晃 教論(長野県南安曇農業高校農業主任)「農業高校での土づくりへの取り組みについて」 をテーマに御講義頂きました。

IMG_7034(写真:正面左 講師 野口勝憲氏)

 

IMG_20180129_154211(写真:熱心に聴講する出席者)

 

「信州土壌医の会」では今後も、長野県農業の生産向上に役立つ研修会や、会員からの提案に沿った課題解決のための手法や研修を企画していきます。

(山田・忠地)

 

「なんのう:南農」の呼び名でも親しまれ、多くの農業リーダーを輩出している南安曇農業高校は、2020年に創立100周年を迎えます。土壌医のテキストを活用し学習をされ、今年は約30名の生徒さんが受験をされます。甲信地方唯一の土壌医検定試験会場となっております。

南農HP:http://www.nagano-c.ed.jp/nanno-hs/

2018.01.30

「かんげんきん」を用いた土壌還元消毒 事例紹介

1月25日松本洋菜部会セルリー栽培勉強会がJA松本ハイランド農協グリンパル東館にて開催されました。

松本農業改良普及センターからは「セルリー萎縮炭疽病の発生生態と防除について」、野菜花き試験場 渡辺研究員からは「セルリー育成系統の現地適応性試験の結果について」をテーマにご説明頂きました。当社土壌医 猿田年保は講師として、平成29年度セルリー栽培における「かんげんきん」を用いた土壌還元消毒の経過報告をいたしました。

農家様からは、かんげんきんを用いた「土壌還元消毒」の下記評価を頂きました。

・前年まで萎黄病に困っており、「かんげんきん」を用いた土壌還元消毒を今回初めて行った(平成29年7月から8月にかけて実施)。対照区(バスアミドで土壌消毒してから、かんげんきんで土壌還元消毒)と比較してかんげんきん区は生育が2~3日程度遅いようだが、前年に比べ両区とも欠株がほとんど無く土壌還元消毒の良さを実感した。名称未設定-1

・試験圃場は、水田転作地で水はけが悪く、秋の長雨の時は、湿害に苦慮していた。土壌還元消毒を行った後は、水はけが改善され1日あれば水が引くようになった。同時に、保水性も上がった感じである。(土が軟らかくなり団粒化が促進した)

・毎年クロピクの効きが悪くなってきている。土壌還元消毒で土壌をクリーニングして一度リセットさせなければ行き先が不安だ。

・クロピク消毒区と比べ、土壌還元消毒後の圃場では萎黄病が一切発病しなかった。

土壌還元消毒は、太陽・水・有機物を使った環境に優しい土壌消毒方法です。消毒と同時に、土づくり(化学性・ 物理性・微生物性の改善)をすることができます。

猿田

2018.01.01

謹賀新年

平素は格別 の御厚情を賜り、衷心より御礼を申し上げます。
本年も社員一同、微生物活用技術の研究開発、微生物商品の製造、販売に、邁進してまいる所存でございます。
何とぞ倍旧のご愛顧、ご指導、ご鞭撻を賜わりますよう、お願い申し上げます。皆様のご健勝とご発展をお祈り申し上げます。

株式会社 松本微生物研究所 代表取締役 牧 孝昭
社員一同

松本の地元紙「市民タイムス」に掲載の、当社年始連合広告をご紹介します。

1月3日付広告修正案