2017.10.04

「信州土壌医の会」発足

「信州土壌医の会」は10月3日、南安曇農業高校(長野県安曇野市)で設立総会を開きました。会長に吉田清志氏(全農長野技術審議役、元長野県野菜花き試験場畑作部長)が就任しました。事務局は㈱松本微生物研究所(担当:山田直樹バイオ開発室長)です。
「信州土壌医の会」は、長野県内の「土づくり」の、技術普及、啓蒙活動などを行うことを目的に設立したものです。当日は、会に加わる会員14名のうち11名が出席しました。今後は、関係機関、設立会場となった南安曇農業高校などと連携、定期的に研修会・講演会などを開催していく予定です。
「土壌医」は、「土づくりのアドバイスや指導を担う人材を多く確保すること」を目的に2013年から(一財)日本土壌協会(会長:松本聰 東京大学名誉教授)の主催で始められた資格制度です。現在、全国で約3千人の1~3級の資格取得者がいます。来年2月に、7回目の試験が行われる予定です。ちなみに今年2月は、約2,600名が受験しました。
「信州土壌医の会」では、長野県内の資格者50名に幅広く参加を呼びかけ、会活動の充実を図っていく方針です。
「信州土壌医の会」は、地域単位での、「土壌医の会」として、全国6番目です。

「信州土壌医の会」設立総会(写真前列中央:吉田会長)

「信州土壌医の会」設立総会(写真前列中央:吉田会長)

「なんのう:南農」の呼び名でも親しまれ、多くの農業リーダーを輩出している南安曇農業高校は、2020年に創立100周年を迎えます。「南農」では、先生が受験する生徒対象に土壌医試験講習を行い、今年は生徒30名以上も受験しました。2級に挑んだ2名はともに合格しました。「南農」は甲信越地方唯一の土壌医検定試験会場に選ばれています。
南農HP http://www.nagano-c.ed.jp/nanno-hs/