1月29日 信州土壌医の会研修会が、長野県南安曇農業高校(長野県安曇野市)で開催されました。
土壌医の資格制度は、(一財)日本土壌協会が主催し、農林水産省などの後援により運営されています。長野県においても、土壌医検定の資格登録者の有志による県内の集まり「信州土壌医の会」を昨年10月に設立しました。事務局は㈱松本微生物研究所(担当:山田直樹バイオ開発室長)です。
午前中は、長野県南安曇農業高校生へ「信州土壌医の会」から「土づくり」に関する説明を行いました。
午後からは、
・「土壌医の会 全国協議会」会長 野口勝憲氏(片倉コープアグリ生産技術本部技術顧問)「現在の農耕地土壌に求められる肥培管理と土壌医の活動について」
・岡崎直人氏(長野県農業試験場環境部技師)「長野県の農耕地土壌における理化学性の変化について」
・小池晃 教論(長野県南安曇農業高校農業主任)「農業高校での土づくりへの取り組みについて」 をテーマに御講義頂きました。
(写真:正面左 講師 野口勝憲氏)
(写真:熱心に聴講する出席者)
「信州土壌医の会」では今後も、長野県農業の生産向上に役立つ研修会や、会員からの提案に沿った課題解決のための手法や研修を企画していきます。
(山田・忠地)
「なんのう:南農」の呼び名でも親しまれ、多くの農業リーダーを輩出している南安曇農業高校は、2020年に創立100周年を迎えます。土壌医のテキストを活用し学習をされ、今年は約30名の生徒さんが受験をされます。甲信地方唯一の土壌医検定試験会場となっております。